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骨髄提供の記録(2014年)

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1日目:②通知文書の内容(案内)

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1日目:②通知文書の内容(案内)

1枚目は「コーディネートのお知らせ 骨髄提供についてのご案内です」の言葉から始まり、「この度、貴方様と骨髄バンクの登録患者さんのHLA型(白血球の型)が一致し、ドナー候補者のおひとりに選ばれました。」と書いてありました。

HLAとはヒト白血球型抗原(Human Leukocyte Antigen)、今回の場合は白血球の型のことで、一般に8種類(ABOとRh)に分類される血液型(赤血球の型)とは異なり、数万通りあります。
HLAは両親から2分の1ずつ受け継ぐため、親子でHLAが一致する可能性はほぼありません
家族で一致する可能性があるのは、通常、同じ両親を持つ兄弟姉妹しかいませんが、これも4分の1の確率に過ぎません
そのため、骨髄移植が必要な患者は兄弟姉妹のHLAが一致するか調べますが、不一致の場合は骨髄バンクに登録して、HLAが一致するドナーが現れるまで待つのです。


今回の場合、患者さんは病状・治療の関係から「迅速コース」を希望されていると書かれていました。
迅速コースとは、通知から移植まで約80日前後を目標とするもので、各行程の目標も記されていました。

確認検査面談:今回のご案内から、25日後頃までに実施
最終同意面談:今回のご案内から、50日後頃までに実施
採    取:今回のご案内から、80日後頃までに実施

迅速コースでは、提供まで100日程度のケースが多く、60〜140日程度の幅があったようです。
迅速コース出ない場合は、提供まで130日程度、90〜200日程度の幅があると書かれていました。
結果を言えば、私の場合は、通知から82日後に骨髄採取となりました。


書類の返送は、家族の同意を確認した上で、7日以内と書いていました。
「家族の同意」というものが非常に大切で、骨髄提供には必須事項になっています。
故に、ドナー候補者になっても、家族が反対したために提供に至らなかったケースが非常に多いのです。

私は一人暮らしだったため、早速、家族に電話で意向を聞いてみました。
意外にもすんなり同意してくれたため、翌日、書類を返送しました。

なお、コーディネート(提供)を希望しない場合は、他のドナー候補者を検索する必要があるため、書類を早めに返送するか、電話するようにと書かれていました。
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RICOH
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自己紹介:
狭義のゆとり世代
出生〜2011年:大阪府
2011年〜2018年:福井県(嶺北)
2018年〜2021年:北海道(十勝)
2021年〜現在:大阪府

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